鉄道は斜陽産業になるのか!?「鉄道」×「都市」から見る日本の未来!!
人口減少が進む日本。各産業で市場縮小が懸念されるなか、鉄道業界でもすでに1990年代から定期券客が減り始めている。人口減少時代を前に、「大量輸送」「スピードアップ」といった従来のビジネスモデルの転換を迫られている全国の鉄道会社。
はたして、都市部の鉄道、ローカル線、新幹線は今後どう変わっていくのだろうか?そしてリニア新幹線は、鉄道業界の救世主となるのか。都市政策研究の第一人者である著者が、「鉄道」と「都市」の“これから"を予測する、今までにない鉄道本。
◆巻頭特集
序章 乗客はすでに減り始めている
――日本の鉄道は斜陽産業になるのか第1章 鉄道会社の生き残り戦略
――脱〝スピード〟時代のビジネスモデル
・鉄道会社はいかに利用者を増やしてきたのか
・既存のビジネスモデルが通用しなくなった
・脱〝スピード?時代のビジネスモデル第2章 明暗分かれる都市鉄道の未来
――ひとり勝ちする東京と〝ジリ貧〟の地方都市
・乗客数の増減で明暗分かれる三大都市圏
・都市部の新線建設の可能性……
・海外からの旅行者を取り込め!
・駅のポテンシャルを引き出す
・鉄道と空港の連携が進む
・鉄道会社と航空会社が合併する!?第3章 地方鉄道が生き残るための条件
――コンパクトシティ構想と駅の再生
・存続できるローカル線の2大条件
・ローカル線生き残りのカギは「信用」
・コンパクトシティ構想と駅前再生第4章 新幹線は地方を救えるのか
――大都市と地方を結ぶ高速鉄道の功罪
・新幹線はこれ以上、必要なのか?
・新幹線開業がもたらす「ストロー効果」
・リニア開業がもたらす都市の変貌
・新幹線は地方を救えるのか
・地方中核都市の鉄道はどうなる?終章 それでも鉄道はなくならない