生命とは何か?
生き物はどうやって生きているのか?
あらゆる生き物の持つ共通のしくみとは?
外界や体の中の生態系で絶え間なく営まれる「多様な生物」の「多様な生命現象」を、豊富な写真と身近な例を交えてやさしく紹介──無数の生き物同士の関わり合いを知ることで「生物の本質」が見えてくる。
●生き物たちの生き残りと繁栄をかけた究極の知恵と技
サル、カラス、ミツバチ、シロアリ─高度な社会をつくる生き物たち
分離するプラナリア、合体するチョウチンアンコウ、共生するアリとアブラムシ、宿主の性と生殖を操る細菌ect.
●からだの中の生態系で起こる様々な生命現象、生き物たちの関わり合い
腸内で起こる善玉菌と悪玉菌の勢力争い、細胞を騙して感染する病原微生物、細胞の持つ何重ものセイフティ機構を突破して発生するガン、宿主細胞のDNA再生装置を利用して増殖するウイルス。
人間がつくったあらゆる臓器になれるiPS細胞(人工多能性幹細胞)ect.
「生き物っておもしろいな」「生き物どうしの関わり合い(異種生物間相互作用)って凄いな」「もっと生き物のことを知りたいな」と改めて思わせてくれる本です。