65歳以上人口は3千万人を突破!
高齢者単独世帯、高齢夫婦のみの世帯もそれぞれ 450万世帯を超え、増加中。
地方から都市部で就職したり、結婚・独立などで、親元を離れて暮らす多くの人々 にとって、70歳を過ぎたあたりから高齢の親の健康や老後のことが心配になってくるものです。70歳代にもなれば、ふだんは元気に見えても何らかの慢性病を抱えていたり、病気がちになってきたりします。転倒、浴槽内の溺水など、思わぬ家庭内事故や急病で要介護になってしまうことも少なくありません。親は確実に歳をとり、70代にもなれば老化は加速度的に進みます。 もし、離れて暮らす親て介護が必要になり、近くに介護者もいないとしたら、子であるあなたはどうしますか? 現実問題として、大変困ることになります。入院の手続きから始まって、介護保険などの申請、退院後の介護施設探し、費用の問題など、難問が迫ってきます。親元と自分の住まいを往復する遠距離介護に疲れ果て、介護施設は一杯ですぐには入れなかったり、、ひいては介護離職に追い込まれるケースも増えています。他人事ではありません。
そのような事態に陥る前に、親の介護が必要になる前に、離れていても息子や娘ができることがたくさんあります。親の健康や食生活を聞いてアドバイスしたり、住宅改修や使える行政サービスを手配したりなど、老親の自立生活を適度にフォローすることで、親が要介護にならないようリスクを軽減することができるのです。
本書は、老親とのコミュニケーションの取り方、高齢者の健康や食事、住居、家族、資産の管理など多岐にわたり、子どもがどうやって親の生活にひそむリスクを感知し、改善したりフォローしていくか、その具体的なポイントとケアの方法を詳しく紹介します。また、いざ介護が必要になったときの準備の仕方、離れている場合の介護保険など行政サービスの使い方も解説します
親の自立生活を支えれば、自分もあんしん!
- ○親の病気や事故の予防に気配りしよう
- ○親の住宅や近隣の環境を改善しよう
- ○親夫婦の人間関係や気持ちを理解しよう
- ○利用できるサービスを手配したり教えてあげよう
自分の負担にならない程度からできる親孝行!
あの時こうしておけばよかった!と、後から後悔する前に、まずはできることから、始めてみてはいかがでしょうか。