2015年度からここが変わる! これからどうなる!
介護保険法2014年改正〔2015年度から順次施行〕の内容をわかりやすく速報!
本年6月25日、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」が公布されました。これにより、介護保険法、医療法、地域医療介護総合促進法、保健師助産師看護師法など19本の関係法律がこれから順次改正されていきます。
今回の改革は、団塊の世代が後期高齢者になる10年後を見据え、地域における医療・介護サービス提供体制の一体的な確保を図るというのが、テーマとなっています。
その中で、介護保険制度の主な改正は、1「地域包括ケアシステムの構築」、2「費用負担の公平化」が2大テーマとなっていますが、今回の改正は、施行日が1公布日、2平成27年4月1日、3平成27年8月1日、4平成28年4月までの間の政令で定める日、5平成30年4月1日と5段階に分かれており、とてもわかりにくい構造となっています。
本書は、この介護保険制度の主な改正項目の概要を図解入りでわかりやすく、1つずつ解説していきます。
〔主な改正項目〕
・一定以上所得者の利用者負担を2割に引き上げ
・要支援サービスの一部を地域支援事業に移行
・特養ホーム入所者を原則介護保険3以上に限定
・小規模介護事業所を3つの類型に移行
・地域における医療と介護の連携確保・など
(※詳細は、目次を御覧ください。)
〔巻末資料も充実〕
「改正介護保険法」施行後の主な条文、改正後の「医療介護総合確保促進法」の条文などを収録しています。
2015年度施行の改正介護保険の大枠・内容を手早くお知りになりたい方に、お勧めです。
(※なお、平成27年度介護報酬の改定は、平成27年1月頃の諮問・答申を経て決定される見込みです(したがって、本書には掲載されていません))。