編集者のきまぐれ日記

こんにちは、関根です。

昨年、学生時代の恩師に会いに行ったのですが、
髪を染めた私を見てひとこと。

「頭、錆びてるみたいだね」

何事かと思ったら、髪色の話でした。
その時期はカーキブラウンが色落ちし始めた頃で、
いわれてみれば確かに錆びているような色になっていた気がしなくもない……かも？
私自身その先生の独特の感性が好きだったこともあり
別段いやな気はしませんでしたが、
久しぶりに会って「錆びてる」はなかなか爆弾発言では、と衝撃でした。
相変わらずお元気そうで何よりです。

そこで、制作に携わった本で
「人の名前をなかなか覚えられないときは
その人の特徴を一緒に覚えるようにするとよい」
といった旨の記述があったことを思い出しました。
ビジネスの場面で、初対面の人の名前が覚えられないときは
受け取った名刺に「〇〇な人」という特徴を書き込んでおくとよい
という、青木源太さんのテクニックです。
特徴的なチャームポイントがあれば
人から自分を覚えてもらう場面でも応用できそうですね。

……とすると、先生からは「頭錆びてる人」として認知されていることになりますが。
でも、覚えていてもらうに越したことはないので、
錆びた甲斐があったというものです。