編集者のきまぐれ日記 - ループスプロダクション

編集者のきまぐれ日記

― 出版業界で働く人の本音満載 ―

当社で働く編集者たちが、本づくりで感じたことや社内の出来事、
はたまた日ごろ思うところを気ままに綴ります。

2020/08/13 Thu.

パク・セロイと投資家ようこりんの共通点

最近ネットフリックスのドラマにハマって寝不足な花塚です。

自粛以前に家から出ることが好きではないので、
家での楽しみ方を見つけるのがうまいタイプだと思っています。

といっても、これまではもっぱらYouTube漬けの毎日だったのですが、
最近、ネットフリックスのドラマを見るようになりました。

ずいぶんと前からネットやSNSでも話題になっていましたが、
ネットフリックスオリジナル作品の
『梨泰院クラス』にものすごくハマってしましました。

『梨泰院クラス』は韓国ドラマで、
物語を一言でいうと主人公であるパク・セロイの復讐劇です。

ドラマのなかには恋愛の要素も入っているのですが、
これも物語とっては欠かせない要素になっています。
恋愛面でももちろんそうですが、キャラクターそれぞれの
心理描写が細かくて、片時も目を離せなかったです。

困ったときや、気持ちの変化が表れるときに
自分の頭をなでるパク・セロイがかわいいので、必見です。

 

先日全話を見終えたのですが、ドラマに出てくる
スンドゥブチゲが食べたくて食べたくて……。

街を歩いているときに見かけた韓国料理屋さんに1人で入っては、
真夏にスンドゥブチゲ定食を食べてしまいました。
正直、外も暑いし、スンドゥブチゲも熱くて、ドラマのように
沁みる~!!!とまではならなかったのですが(笑)。
とてもおいしかったです。

 

そして今日は、主婦であり投資家のようこりんにお話を聞いていました。
投資先の会社について、ようこりんは「会社は人なの」と。
「会社の指標がボロボロでも、社長や社員がいい人なら必ず会社は成長していくんだよね」
とおっしゃっていました。

一生懸命に働くということはよいことですもんね。
きっと、そういう人が働いている会社は自然と成長していくんだろうと思いましたし、
私も一生懸命働かなければいけませんね。

 

いや、まって、この言葉どこかで聞いたことがある。と思ったらパク・セロイでした。

 

『梨泰院クラス』のなかでとても好きなセリフが、
パク・セロイの「会社は人と信頼である」という言葉です。

物語のなかで彼はタンバムという小さな飲食店を立ち上げ、
大人気店からフランチャイズ化、韓国トップ、そして世界――。
大きな目標を自分の信念としてもっているのですが、
小さな飲食店の店長時代からいっていたのが、上記の言葉でした。

会社がうまくいかないときも、「仲間」がいるから乗り越えられるのであり、
前へ進んだときも「仲間」がいたからだと。
彼は心から「仲間」を「信頼」していましたし、
そんな彼のもとに集まった「仲間」もまた彼を「信頼」していました。

 

もし、タンバムが現実世界にあったら、
ようこりんもきっと、投資をして大儲けをするのではないでしょうか……?(笑)

私も、誰かの気持ちを動かせるような
人間になりたいなぁと思った、お盆でした。

 

ものすごくいい感じに締まったぜ!
と思ったのですが、せっかくですので、
ようこりんに監修していただいた本を紹介させてください。

スタンダーズの『株の稼ぎ技225』は、ようこりんをはじめとして
成功している投資家の方々のテクニックがたくさん盛り込まれています。

初心者も、ある程度投資をやっている方も、
「なるほどな~!」と思うテクニックがきっとあると思います。

Amazonでも買えますので、ぜひ読んでみてくださいね。

あ、もちろん『梨泰院クラス』もオススメです~!!!

2020/08/05 Wed.

ウィズコロナ時代を生き抜く

佐藤です。こんばんは。

ようやく夏らしい気温になってきましたが、
出不精の僕は、休日は基本的に家にこもっています。

1カ月半前に引っ越しをしたのですが、
新しい部屋はメゾネットタイプで、
1階に浴室、2階にリビング、ロフトに寝室がある構造になっています。
僕が高校生まで過ごした実家も
1階に浴室、2階にリビング、3階に寝室があったので、
実家に近い生活環境で暮らせています。

単純に引っ越し前より部屋が広くなったのもありますが、
「実家に近い生活環境」のおかげで、家で過ごす時間のストレスが
だいぶなくなったように思います。

一方で、ご時世柄、家にこもって過ごす人が増えたことで、
小売店や飲食店は大きなダメージを受けました。
そんななか、売上を伸ばしている企業のひとつが
EC最大手のアマゾンです。

当社が執筆協力を行った
『アマゾンで私が学んだ 新しいビジネスの作り方』(太田理加、宝島社)では、
アマゾンのビジネスをモデルに、新規ビジネスの立ち上げ方を紹介しています。

厳しい経済環境にありますが、
そういう時代だからこそ新しいことに挑戦しようという方は、
ぜひ参考にしてください。

2020/05/20 Wed.

思わぬ発見に感動した曲

在宅勤務では好きな音楽をかけながら仕事をしています。花塚です。

通勤中に音楽を聞くことが好きで、ひたすら新譜をリピートしたり、その日の気分に合わせて選択したりということが楽しみでした。
最近は在宅勤務で通勤することがなくなったので、仕事中に好きな音楽をかけていると気分も上向きになるなと感じます。

先日いつもと同じように音楽をかけていたときに、ふと、ベースのスラップ奏法がものすごく好きだなと気づきました。

スラップ奏法というのは、弦を指で引っ張ったり、叩いたりする奏法のひとつです。
こうすることで、音色に加えて打楽器のような音が混ざり、効果音でいうと「ボヨンッ」とはじけるような音がします。
音楽に詳しくないので、気になった方はYouTubeなどで調べてみてください(笑)

スラップ奏法が目立つ曲はほかにないかと探していたところ、「ヒゲのテーマ」が思い浮かびました。この曲はひげダンスのテーマ曲です。髭男の曲ではないです。
特徴的なサウンドのなかにでてくるベース音がかっこよくてつい聞き入ってしまいます。

「ヒゲのテーマ」は、テディ・ペンダーグラスの「Do Me」がもとになっているそうで、この2曲は最近とてもリピートしています。
ちなみに、先日亡くなった志村けんさんの推薦により、「Do Me」をアレンジして番組で使用することになったそうです。ブラックミュージックを愛していた志村さんだからこその選曲だったのだと知り、感動しました。

何かを調べていると、求めている情報に加えて思いもよらぬ情報や知識に出会うことがあるので、調べる習慣はなくさないでいきたいですね。
音楽についてもっと調べて、知りたいなぁと思いました。

私のように、音楽に詳しくなりたいと思ったら、この本はいかがでしょうか。

『天才たちのつくった音楽の世界』(辰巳出版)

音楽の授業でならったことのある、偉大な作曲家に焦点をあてて、作曲家たちの苦悩や武勇伝などを紹介しています。普段聞いている音楽とは異なる角度から音楽の世界に触れられる1冊です。

2020/05/12 Tue.

【検証】編集者なら45秒で日記を書ける?

2日連続で半袖で過ごしています、花塚です。

東京はここ2日間で日中の気温がぐっと上がったので、
半袖で過ごしているのですが、夕方にもなるとまだ肌寒いです。
コロナウイルスの感染だけでなく、
気温差による体調不良にも気を付けたいものですね。

突然ですが、私はよくYouTubeを見ます。

そこで、度々目にする
「45秒で何ができる?」という企画……。
「私もやりたい!!!」と思ったのです。

元々は、ネットで人気の初音ミクとGUMIという
2人のキャラクターが歌っている歌なのですが、
この2人のダンスに合わせて踊ってみたり、
45秒で何かに挑戦したり、という動画をよく見かけます。

私も、何か45秒で挑戦できるものは……と考えた結果、
この日記を書いてみることにしました。
どの程度書けるのか、検証も含めたいと思います。

とはいえ、45秒で書いた日記をアップしたら
上司に怒られそうなので、本の紹介を45秒でしてみたいと思います。

それでは用意スタート!
——————————————————————————————

この自粛期間に何か新しいことを始めようと思っているみなさん、
「株」はいかがでしょうか?

実は株は勉強すればギャンブルのように怖くはないので

——————————————————————————————
終了~!

検証結果:編集者が45秒で日記を書くと3行書ける。

(いずれにせよ、紹介が中途半端で怒られそうなので、
よかったらぜひ、下記リンクからチェックしてみてください。
実はいま改訂版も制作中ですので、そちらもお楽しみに!)

2020/05/09 Sat.

3歳以前の記憶は失われる

先日、大学入学時に買ってもらったパソコンが壊れました。佐藤です。

最近、おうち時間に「約束のネバーランド」というアニメを見ました。
孤児院の子どもたちが、ある出来事をきっかけに脱出を図る物語なのですが、
そのなかに「幼児期健忘」が起きなかった少年が出てきます。

幼児期健忘とは成長とともに3歳以前の記憶が失われる現象で、
ほぼすべての人に起こります。
アニメの少年は胎児のころからの記憶を持っているという、
おそらく実際にはありえない例なのですが、
僕も1~2歳のころの記憶があります。

覚えているのは「中華一番」というアニメのワンシーンだけなのですが、
放送以降一度も見ていないにもかかわらず、
数年前にアニメを見た際に記憶の中の画像とまったく同じものが出てきたのです。

一般に幼児期健忘が起こるのは宣言的記憶(言葉で表現できる健在記憶)といわれており、
僕の認知特性が視覚優位(カメラタイプ)であるため画像の記憶のみが残っていたのだと思われます(個人の見解です)。

認知特性とは情報のインプット能力のことで、
インプット方法の得手不得手により
目で見た情報を映像として捉えるのが得意な「視覚優位」、
文字や言葉で処理するのが得意な「言語優位」、
音声や音楽のような耳から入る情報の処理が得意な「聴覚優位」
に分けられます。
3つの認知特性はさらにそれぞれ2つに分類され、計6パターンです。

自分の認知特性を知る方法は『最強のアウトプット勉強法』(洋泉社)で紹介しています(洋泉社は2020年1月に宝島社と合併しています)。

認知特性を知ることで効率的なインプット方法がわかるので、
ぜひ調べてみてください。

2020/04/24 Fri.

おうち時間で試される質問力

こんにちは、佐藤です。
本日、11日ぶりに出社しました。

外出自粛によって自宅にいる時間が増えたことから、
自宅でどう過ごすか、いわゆる「おうち時間」の過ごし方が話題になっています。
その影響もあり、芸能人が自宅からSNSなどで配信する機会も増えました。
あるアイドルが配信でホットケーキをつくっただけで
「ホットケーキ」がトレンド入りするなど、
それを見るのもおうち時間のひとつの使い方になっています。

僕も芸能人の配信を見て、おうち時間を過ごすひとりです。
推しメンである、元・アイドル(STU48)で現・女優の土路生優里さんは
インスタライブで配信をしています。
インスタライブの機能に「Q&A機能」があります。
専用フォームから質問を送り、配信者がそこから選んで回答するというものです。

このQ&A機能で何を質問するか。これがなかなか難しいのです。
アイドル時代であれば、大小さまざまなイベントが絶えずあったので話題に困ることはありませんでした。
しかし、女優となった今は1~3月の連続ドラマに出て以降、
コロナウイルスの影響もあり、次の仕事の予定がなかなかわかりません。

そうなるとプライベートな話題になるのですが、
握手会とは違って質問がほかの人にも見られるわけですから、
公にできない話やマニアックな話はしにくくなります。

つまり、いかに当たり障りなく、かつおもしろい質問ができるかを試されているのです。
おかげで、どんな質問をするかを日々考えるようになりました。

編集者の仕事上、取材に行く機会が多いので「質問力」は重要です。

僕が初めて取材に参加した本が、
『身内が亡くなる前の備えと後の手続きがすぐにわかる本』(スタンダーズ)。

先輩に同行したので、僕がメインで取材を進めたわけではありませんが、
用意していた質問以外に、どんな質問を挟むか苦戦したのを覚えています。

今後、ひとりで取材を任されたときのため、
その場にあった、目的に沿った適切な質問ができるよう
「質問力」を鍛えたいと思います。

2020/04/23 Thu.

今日からまた、1年目の気持ちで

いまBOOMのZOOMで遊びました。花塚です。

外出自粛により、リモートワークやリモート飲み会など、
リモート○○が増えていますね。
そのうち就活もリモートになるのでしょうか。
というか、もう始まっていそうですが、就活生のみなさんはどうでしょうか。

今日は、そのリモート○○のツールとして使われる「ZOOM」で遊びました。
いや、仕事で使えそうかな、と思い、実験したところです(遊んだというと上司に怒られそう)。

好きなフィルターや顔にすることができるLINE電話とは違い、
背景を変更することができるので、
リモート会議でも片付けていない部屋を隠すことができるのはありがたい……!
今後の仕事に取り入れていきたいツールでした。

こうして私はZOOMデビューを果たしたわけですが、
この度、編集を担当した『1時間でわかる 経理1年生のおしごと』(技術評論社)が発刊されました。

この本は、はじめて「経理」という仕事に携わる人たちに向けて、
経理の基礎から学べる本になっています。

この本を制作しながら、編集とは別の「経理」という仕事を知りました。
普段受け取っているお給料や、立替費の精算は、私たちにはあたり前のような気もしてしまいますが、
その陰には「あたり前」をつくってくれる人が、どの企業にもいるんだなぁと思いました。

経理の仕事の本は、本屋さんにもたくさん並んでいますが、
この本は「小さな会社」の経理の仕事を行う人に向けて制作しています。
なので、普段の仕訳や、決算書の作成まで幅広い業務を解説しています。
カラーで、イラストもふんだんに使いつつ、わかりやすい図になるようにがんばりました!
本屋さんで手に取ってもらうことは、今は難しいかもしれませんが、
Amazonでも売っていますので、ぜひチェックしてみてください。

2020/04/16 Thu.

ひと工夫で気持ちも上向きに

こんにちは、花塚です。

外出自粛が続く日々ですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

家で過ごす時間が長くなっている私たちのために、
さまざまなアーティストや著名人の方々が
自身のコンテンツを無料で閲覧したり、
この時期ならではのオリジナル作品を発表したりと、
毎日何かと「うち」で楽しめるエンターテイメントの輪を広げてくれていますね。

そんな昨日、私の推しメン(もうアイドルは卒業されてしまいましたが)である
指原莉乃さんがプロデューサーを務める、
アイドルグループの=LOVEと≠MEが共に楽曲を発表しました。

=LOVE/≠ME「次に会えた時 何を話そうかな」

歌唱するメンバーは自分の携帯でレコーディングし、
楽曲や映像を制作するスタッフも全員が自宅で作業したそうです。

この楽曲の歌詞にこんな一節があります。

「西日差す家いやだったな
そんなことさえ忘れていたんだ
週末が君でいっぱいで」

コロナウイルスの影響で好き人にも会えず、家にいる時間が増えて、
西日が差す家が嫌だったことを思い出した情景が浮かびますね。

私はこのリモートワーク期間中、
小学校入学のときに買ってもらった勉強机に向かって仕事をしているのですが(日記をかいている今も)、
読みかけの本や、大学時代の教科書などが並ぶ光景を久しぶりに見て、
「あぁ、あのときは嫌々勉強していたなぁ」と思い出しました。

ただ外出自粛やリモートワークをしていても
ストレスが溜まっていく一方です。
しかし、こんなときだからこそ、生まれる楽曲によって救われることもあります。
できることを探したり、働く環境を整えてみたりと、
何かと工夫して過ごせば、きっと気持ちも上向きになっていくはずです。
そして、それができる人はどんな環境でも前に進める強さになるのだと思います。

そしてこれって……、人生でも同じではないですか?
定年を迎え、老後のさまざまな不安を抱えていてるなかでも、
何か工夫できることがあれば、きっと気持ちも上向きになれる……。
そんなとき、この本をおすすめします。

『身内が亡くなる前の備えと後の手続がわかる本』(スタンダーズ)

この一冊を読めば、
亡くなる前に準備すること、亡くなった後に行うことがわかってしまいます。

人生の終末期って、なんだか悲しいような、暗いような気持になってしまいますが、
さまざまな準備を行うことでこそ、残りの人生を楽しむことができると思います。

アマゾンでも購入できるので、
自宅で過ごす時間のお供にしてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみにですが、「次に会った時 何を話そうかな」の冒頭で出てくるラクーアでのリリースイベントに、私も行っていました。