編集者のきまぐれ日記 - ループスプロダクション

編集者のきまぐれ日記

― 出版業界で働く人の本音満載 ―

当社で働く編集者たちが、本づくりで感じたことや社内の出来事、
はたまた日ごろ思うところを気ままに綴ります。

2020/06/02 Tue.

やることを忘れないたったひとつの方法

昨日の日記更新を忘れてしまった花塚です。

「あれやらなきゃ!」と頭のなかで思っていることを
後回しにしてしまうと、つい忘れてしまいますよね。

やることリストのようにメモするといいよ、とよく聞きますが、メモすることは脳科学的によいそうです。

「書く」ことによって脳内の情報がアウトプットされるわけですが、
実際に書く行為を行うためには手を動かし、書いた文字を見て、
さらには文字を書くためにバランスを取ります。
このとき、一つひとつの動作によって活発になる脳の部分が異なり、
脳のあらゆる部分が刺激されることで記憶に定着しやすくなる、というしくみです。

さらに声に出すことも、よい方法みたいです。
声にすることは、書くときとまた別の脳の部分が働くので、記憶に残りやすくなります。

このように日々の生活や勉強に役立つ記憶術が詰まった本が洋泉社の『最強のアウトプット勉強法』です(洋泉社は2020年2月1日に宝島社に吸収合併されています)。

脳科学者や医学博士らによる解説や、
茂木健一郎先生のインタビューも掲載しています。

この本にはさまざまなアウトプットの方法が載っているので、自分にあった記憶法や法勉強法がきっと見つかるはずです。

「3件メールを送って、担当案件の著者に連絡する」

メモに書き、声にも出しました。
やることを書いて、声に出せば、より脳が活性化されたはずです。

まぁ私の場合、メモしたことを忘れてしまうので
後回しにするな、という話ですが……。

2020/04/08 Wed.

社会人3年目が考える、編集者で大事なこと

今日の東京は気温が20度を超える予想だったので、ロングTシャツを着てきました。こんにちは、花塚です。

4月に入って一気にあたたかい日が増えましたが、朝晩はまだ寒くなるために、この時期は何を着ればよいのか迷いますよね。
ちなみに私は薄着で出かけて、帰宅時間に寒くて後悔することが多いです……。

4月といえば、社会人、そして編集者3年目になりました。この日記をはじめて任された日からもう2年も経つのだと思うと、なんだか感慨深いです。

2年間この仕事をしていて大事だなと思ったことは、「常にアンテナを張っておく」ことです。

編集者とういう職業柄、当然といえば当然なのですが……普段、ニュースで聞くような単語やSNSで見かける事柄は、割と仕事の場でも聞くことが多いと感じます。

たとえば、ニュースでよく聞く「日経平均株価」は、投資の本を制作するときにあたりまえのように出てきますし、反対に、仕事で学んだことも普段のニュースの話題になっていることがあります。

どこかで聞いたことが、また違うどこかで役に立ったり、一見、関係性がわからない分野にも関連したりすることがあるのです。
また、ひとつのことを覚えると、そのことが脳に残り、無意識的にそれに関連する情報を集めるそうで、企画書を書く際や、アイデアを生み出したいときには、情報収集を徹底的に行うようにしています。

さらに、何かの情報が脳に残っていると、それに関連する情報は記憶しやすくなるそうです。
これは、『能力を最大限引き出す 大人の脳習慣』(スタンダーズ)を制作した際、脳科学者の篠原菊紀先生に伺ったのですが、新しい情報と関連する情報が脳内に多いほど、記憶に残りやすいとおっしゃっていました。

その点でも、多く物事を知っておくこと、つまり、アンテナを張っておくことは大事だというわけです。

最近は家にいる時間が多くなっていると思いますので「気になること」はどんどん調べることで、脳の体操をしつつ知識を増やしていくのもよさそうですね。