「なぞりがき」で手に入れる柔軟な思考
こんにちは、
冬の寒さに負けそうになっている出口です。
2022年1月に『1日5分100文字! 脳がどんどん若返る名作古典なぞりがき』(宝島社)が発刊されました。
「なぞりがき」とは、脳科学者の第一人者・茂木健一郎さんが提案する脳活習慣です。
文学作品が72篇収録されているのですが、
私は海外文学作品からなぞりがきに適した100文字を抜粋する、
という作業を担当させてもらいました。
100文字でその作品の魅力が伝わるように、
そしてなぞりがきをした後にその作品を最初から読んでみたくなるような100文字を抜粋しています。
私は大学でフランス文学を専攻していたので
本書で紹介する海外作品はひととおり読んでいたのですが、
100文字を抜粋した後、物語の行方を見届けたくなってしまい
夜な夜な読み直す、なんて日が続きました。
何よりもおもしろいのが、各作品に対する茂木先生のコメントです。
作品の注目ポイントや作者のバックグラウンドなどを
わかりやすく、そして茂木先生独自の視点で解説していただいています。
「世界で活躍する脳科学者はこんなところに着目するのか!」と
新たな視点を取り入れながら作品に向き合えるので、
なぞりがきをした後は、ぜひ、物語を最初から読んでみてください。
そして、脳を活性化させて血流を巡らせて、
冬の寒さをやわらげましょう!
茂木先生のような柔軟な視点を私も持ちたいなと思いながら、
読書に勤しむ出口でした。