編集者のきまぐれ日記 - ループスプロダクション

編集者のきまぐれ日記

― 出版業界で働く人の本音満載 ―

当社で働く編集者たちが、本づくりで感じたことや社内の出来事、
はたまた日ごろ思うところを気ままに綴ります。

2020/05/09 Sat.

3歳以前の記憶は失われる

先日、大学入学時に買ってもらったパソコンが壊れました。佐藤です。

最近、おうち時間に「約束のネバーランド」というアニメを見ました。
孤児院の子どもたちが、ある出来事をきっかけに脱出を図る物語なのですが、
そのなかに「幼児期健忘」が起きなかった少年が出てきます。

幼児期健忘とは成長とともに3歳以前の記憶が失われる現象で、
ほぼすべての人に起こります。
アニメの少年は胎児のころからの記憶を持っているという、
おそらく実際にはありえない例なのですが、
僕も1~2歳のころの記憶があります。

覚えているのは「中華一番」というアニメのワンシーンだけなのですが、
放送以降一度も見ていないにもかかわらず、
数年前にアニメを見た際に記憶の中の画像とまったく同じものが出てきたのです。

一般に幼児期健忘が起こるのは宣言的記憶(言葉で表現できる健在記憶)といわれており、
僕の認知特性が視覚優位(カメラタイプ)であるため画像の記憶のみが残っていたのだと思われます(個人の見解です)。

認知特性とは情報のインプット能力のことで、
インプット方法の得手不得手により
目で見た情報を映像として捉えるのが得意な「視覚優位」、
文字や言葉で処理するのが得意な「言語優位」、
音声や音楽のような耳から入る情報の処理が得意な「聴覚優位」
に分けられます。
3つの認知特性はさらにそれぞれ2つに分類され、計6パターンです。

自分の認知特性を知る方法は『最強のアウトプット勉強法』(洋泉社)で紹介しています(洋泉社は2020年1月に宝島社と合併しています)。

認知特性を知ることで効率的なインプット方法がわかるので、
ぜひ調べてみてください。