初めてカバーの打ち合わせに参加した日
こんにちは、佐藤です。
先日、『どの銘柄をいつ買うべきかわかるファンダメンタルズ大全』(池田書店)が発刊されました。
本書は昨年発刊された『買い時・売り時がひと目でわかる株価チャート大全』(池田書店)のシリーズ本で、
前作に引き続いて編集を担当しました。
決算書や経済指標など株価に影響を与える数値の読み解き方を
100個紹介しています。
「売上高」「PER」などの基本的なものから、「EBITDA」や「バルチック海運指数」といった聞きなれないものまで幅広く網羅した一冊です。
今回の日記では、本書のカバーの打ち合わせに参加した一日について書きたいと思います。
その日は朝から外でカバーの打ち合わせが入っていたため、
出社して、その日の作業を確認して、打ち合わせの準備をして、
30分ほどで外出しました。
打ち合わせはカバーのデザインを担当するデザイナーの事務所で行いました。
これまでも企画や構成などについて、何度も打ち合わせに参加していましたが、
カバーの打ち合わせに参加するのはこれが初めてのことでした。
さらに、社外のデザイナーに直接会うのも、デザイン事務所に行くのも初めてのことだったので、けっこう緊張しました。
打ち合わせでは上司と版元の編集者、デザイナーが話を進めるなか、
僕も来たからには何か言葉を発しようと、入れるタイミングを探ります。
話し合う内容は、カバーの色味、シリーズ本としての見せ方、ライバルとなる本との差別化、
文字の収め方、帯に入れるキャッチの文言などについてですが、
普段ほぼ完成状態で見ることが多いカバーの制作過程を目の当たりにし、
ベテラン編集者の目の付け所に関心しっぱなしででした。
打ち合わせの後は版元の編集者におすすめの焼肉屋に連れて行ってもらいました。
実は、版元の編集者と食事に行くこともこれが初めてだったので、
普段なかなか聞くことができない新鮮な話を聞け、有意義な時間でした。
そんな初めてのオンパレードの後は、会社に戻って、
『ファンダメンタルズ大全』の原稿執筆を進めます。
作業の合間にフォーマットの調整や別案件の赤字確認も行いつつ、
原稿を目標のところまで進めて退社しました。
「初めて」を経験すると、編集者としてひとつ階段を上がれたような気分になります(片足をかけただけかもしれませんが……)。
自分も次回、次々回には打ち合わせの中心になれるよう、
今日の打ち合わせを回想しながら帰路に就くのでした。