『取材・執筆・推敲』(ダイヤモンド社)を読んだらお尻が真っ赤になった
こんにちは、花塚です。
最近は急に暑くなったり、肌寒くなったりしていますが、体調は崩していませんか?
就活生のみなさんは丁度面接の真っ只中かと思いますが、倒れてしまったら何もできません。適度に休みながら、就活を進めて行ってくださいね。一応、私も就活生だったので、この時期になると緊張と気温とで汗びっしょりになる、あの嫌な感じを覚えています。
今はリモート面接が多いのでしょうか。就活生のみなさん、ぜひ教えてください。
それはそうと、企業の面接で困る質問と言えば「最近読んだ本はありますか」ではないでしょうか?
大学生って割と忙しいですよね〜。4年にもなれば卒論もあるし、バイトも行かないといけないし、友達とも思い出をつくりたいし!!!(思うように友達と遊べていないかもしれないですが……)
本なんて読んでる暇ないよ!!! って感じで、上記の質問はしないでくれ〜と、当時就活生だった私は祈りながら就活をしていました。それで本当に編集者志望だったのかよって、自分が一番思っているので、あの、ツッコミ入れないでください……。
それで、この日記を読んでくれださっている方のなかには、就活生のみなさんも多いのではないかと思ったので、今日は最近読んだ本を紹介させてください。
古賀史健『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』(ダイヤモンド社)
こちらです。
480ページの大ボリュームにちょっと怯みそうになるのですが、「本をつくりたい!」「出版業界に入りたい!」と思っている方、そしてもちろん、ライターや編集者の方の方にも読んでほしいなと思う一冊です。
この本は『嫌われる勇気』の著者としても有名な、古賀史健さんの「取材・執筆・推敲」の極意が詰まっていて、SNSでも話題になっています。
古賀さんがこれまでのライター人生のなかで培われてきたことを、これでもか、というくらい丸裸にしているんです。
たとえば取材。取材って、先輩の取材に1〜2回同行させてもらった後は、「さ〜て、もう1人で行けるだろ? それじゃ、いってらっしゃい!」と言って放り出されるんですよ。1人で行った取材のフィードバックなんてもらえるはずがなく、「これでいいのか……?」と悩んでしまうこともありました。
それでも「こんな感じなのかな」「次はこうしてみようかな」「あぁ、また思い通りに行かなかった……」を繰り返してやっていくしかなかったんです。
この本には、そんなライターや編集者ならではの正直な気持ちと、そこでどうするべきかが明確に示されています。「うんうん、これでよかったんだ!」と思う箇所も、「こうするべきだった……早急に直さないと!!!」と思う箇所もあって、ページをめくるたびに、お尻を叩かれるような、ケツバットされているような、そんな気持ちになりました。
古賀さんにはお会いしたことがありませんが、ケツバットをするようなお人柄では決してないと思います。ただし、私はこの本を読んでそのときに書いていた原稿を全部消しました。
情報を発信する立場として、よりよいものをつくっていくために、ギュギュッと引き締められますし、お尻は真っ赤になります(古賀さんは優しい方だと思います)。
ライターや編集者を志している方、そして現職の方も、ぜひ読んでみてください!
そして、就活生のみなさん、とっても大変な時期だとは思います。「ダメでも大丈夫!」の精神を忘れずに、最後まで突っ走って行ってくださいね。
▼今月書いた記事