出不精編集者が最近観たおすすめ映画5選
こんにちは~、花塚です。
オリンピックが終わりましたが、みなさんは観戦されていましたか?
私はソフトボールと野球の決勝だけを観て、一人夜に「日本すげー!!!」と興奮していました。
ソフトボールも野球も決勝戦は横浜スタジアムで開催されていたわけですが、横浜市民だからと言って会場で観られるわけもなく。同じ市内でオリンピックが開催されているというのに、どこか遠い場所でやっているような感じがしました。
選手の努力はもちろんすごいです。テレビでは日本は今大会、史上最多のメダルを獲得したというニュースを見ました。こんな情勢のなかでも実力を発揮して感動を与えてくれた選手には大きな賛辞を贈りたいです。
でも、「スポーツに興奮していた夜も、必死で働く医療従事者の方々がいるんだ」と思うと、ちょっぴり複雑になったり……。
というわけで、私にできることはたった一つ。感染に気をつけて、なるべく家にいること。
まぁ元々出不精なのはこの日記を通して何度も告白していましたが、相変わらず家にこもる日々を送っています。
そんななか、最近はアイドルやYouTubeを観ることに加え、「映画鑑賞」にハマっています。
休みの日には1日3本の映画を観るほど、映画漬けの日を送ることも。そんな私が最近みた映画でおもしろかった作品を勝手に紹介しまーす!
プロミシング・ヤング・ウーマン(2021)
劇場公開中
優秀な医大生だったキャシーはある事情で大学を中退。週末の夜にバーへと繰り出しては、泥酔のふりをして「ワンチャン狙い」の男たちに制裁を下していた――。
徹底されつくした復讐劇に啞然としてしまいました。ジェンダーバイアスを描いた作品ですが、復讐劇というエンタメに昇華されているので、ぜひ多くの人に観てほしいなとおもった作品です。構成が「起承転け……転結!」という感じの構成になっていて、後半の「転結」で一気に物語が加速しておもしろかったです。ぜひ劇場で!
ヤクザと家族 The Family(2021)
Netflixで配信中
ヤクザになった青年・山本賢治の人生を1999年、2005年、2019年という3つの時代からたどった物語。
この作品を観た後、しばらく放心状態でぼーっと動けなくなって倒れそうでした。寝ながら観ていたんですけどね。前半はヤクザの物語、後半は現代社会も問題も反映した物語になっているのですが、終始心が痛かったです……。
それから主人公を演じる綾野 剛さんの振り幅どうなってるん!? とびっくりします。同じ時期にドラマ『恋はDeepに』を観ていたのですが、「どっちが本物の綾野 剛……? どっちも……? そんなの嘘だろ!!!」という気持ちになりました。大切な家族がいる方は、ぜひ。
スタンド・バイ・ミー(1986)
Netflix・Amazonプライムビデオなどで配信中
アメリカ・オレゴン州の田舎町。行方不明になった少年の死体を見つけようと、冒険に出る4人の少年たちを描く作品。
「夏だから」という理由で大学生ぶりに観返したのですが、最高でした。よく「あの頃に戻りたいのは今が幸せじゃないから」って言われることもあるけど、「戻りたいと思えるあの頃があるのって、すんごく幸せなことなのでは……🤔」などとおもいました。みなさんはどうおもいますか?
ラストレター(2020)
Netflixなどで配信中
初恋の人と再会した主婦・岸辺野裕里、裕里を彼女の姉・未咲と誤解した小説家・乙坂鏡史郎、母・未咲に送られる鏡史郎からの手紙に返信を書く娘・鮎美。手紙を通じて心の整理をつけたり、成長していく姿を描く。
夏に観たい映画として紹介されているのをきっかけに鑑賞しました。物語がおもしろいことはもちろんですが、出演者が豪華! 松たか子さん、福山雅治さん、広瀬すずさん、森 七菜さん、神木隆之介さん……。これだけで、すごさが伝わりますよね🤔? 夏が終わる前にぜひ!
映画 太陽の子(2021)
劇場公開中
太平洋戦争の最中を生きる若者たちの群像劇。かつて日本に実在した「原爆研究」を基に展開していく物語を、日本とハリウッドのスタッフが描いた作品。
戦争がテーマの作品というと、「戦争は恐ろしい、というメッセージが込められているんだろうな」とおもってしまいがちなのですが、想像していたのとはまったく違いました。監督の黒崎 博さんが「戦時下の極限の状態にあっても、ひたむきに青春の日々を生きた若者たちの姿を描きたい」との想いでプロジェクトを立ち上げたそうで、言葉のとおり、作品には青春が込められていました。
時代も状況も違えど、非常事態のなかで我慢をしながら日常を繰り返す私たちと、少し重なる部分があるなぁ、なんて思ったり。新しい角度から戦争を描いた作品なので、ぜひ劇場にて!
そして『映画 太陽の子』についてはZIELでも記事を書かせていただきました。よかったら合わせて読んでいただけるとうれしいです!
それでは、みなさんもよい映画ライフを~!