本ができた! と喜ぶもひどく疲れた日の出来事
こんにちは。編集アルバイトの神宮です。
6月後半から暑い日が続きますね。これほどまで暑かった日は、人生の記憶をたどってもなかなか思い出せません。
それほどまでに暑い日の最中の出来事。
遅めの昼食を食べて、会社に戻る道すがら。休憩時間が終わるというのに、強い日差しを浴びて逆に疲れが増幅しています。もう帰りたいです……。会社のビルの入り口を素通りして、このままスパ ラクーアへ直行し、ひとっ風呂浴びたい気持ちです。
ですが!! 会社に戻ると、私も一部、編集に参加した『アドラー一日一言』(宝島社)の見本誌が到着していました!
見本誌を手に取るとつらかった作業が報われたような気がして、いったん疲れが吹き飛びます!(実際は暑さに打ちのめされているので、ちょっと元気になったくらいです)
「『見本』誌」と言っても書店に並ぶのとまったく同じ本で、発売前に届いたものをそう呼んでいます。
この見本誌があがると、次に制作に関した方々へこの見本誌を届けるべく、郵送の手配を行います。
が、この本、いつもより分厚い。384ページあります。一日一言=1日1ページなので、その時点で366ページ(うるう年にも対応ということで、365日+1日です)。端書など含め、384ページに及びます。
本書を監修していただいた先生に10冊送るのですが、ただでさえ分厚い本ですから、けっこうな体積+重さになります。段ボールを10冊分が納まるように四苦八苦して組み立てました。ふと、小学校の図画工作の時間を思い出すような重労働ぶり。
段ボールを組み立て、宛て先を書き終えたときには、すでに「本ができたうれしさ」はどこかへ行ってしまっていました……。
が、我に返り、「いい本だから、より多くの読者が読んでくれますように」と強く願いながら、途中となっていた漫画の作画用資料集めの作業に戻ります。少々愚痴っぽくなってしまいましたが、見本誌の送付は月に3~4回ほどですから、気分転換にちょうどいい感じです。
ちなみに、本書で一番好きなアドラーの言葉は、
「天才」と呼ばれる人も
「きわめて役に立つ人」にすぎない。
です! アドラーの言葉としては地味ですが……。天才はそれだけで価値があるわけではなく、社会で役に立ってこそ。「私には才能があるのか」などと考えるのは杞憂です。私は私の社会での役割を探したいと思います。